
【日時】11月11日(水)
【場所】スペースFS汐留
【登壇者】仲 里依紗、中尾明慶、谷口正晃(監督)
仲 里依紗(芳山あかり役):
「2010年版の『時をかける少女』は、まったく別物です。アニメ版も
とても思い入れの深い作品だったので、『いつかまた「時をかける少女」に
関わる仕事をしたい』と思っていました。だから今回はプレッシャーが
ありましたが、一生懸命やるしかないと思って頑張りました」
中尾明慶(溝呂木涼太役):
「僕自身、映画で演じた涼太と同じで古臭い人間かもしれません。僕も
純朴ですし(笑)。さっきニュースで『人間はアナログな生き物』という
ことをおっしゃっていた方がいたんですが、いい言葉だなと思いましたし、
この映画にもつながると思いました。自分が生まれていない時代の役を
演じるので色々な挑戦がありました」
Q:1983年版『時をかける少女』の大林宣彦監督も
映画をご覧になったそうですが、どんな反応でしたか?
谷口正晃監督:
「試写室の外でドキドキしながら待っていたのですが、出てきて
第一声で『素晴らしいね』と、とても喜んで下さいました。
中でも役者を褒めてもらえたのが嬉しかったですね。仲さんの
繊細な芝居を絶賛してくれました」
Q:1970年代の風景やファッションはどうでしたか?
仲:
「ファッションや髪型とか街の風景が、すごくオシャレだと思いました。
今、前髪パッツンやボブカットが流行っているので、
『時代は回ってるんだなぁ』と思いましたね」
中尾:
「自分の父親に、当時本当に長髪の男がいたのかどうかなどを教えて
もらいました。でも吉田拓郎さんや松田優作さんが実際にロン毛
だったんですよね。『格好いいなぁ』と思いましたが、僕の70年代の
ファッションも予想以上に似合ってたと思います(笑)」
仲:
「(明石家)さんまさんみたいだったよね」
中尾:
「しつこいよー!でも、確かに若い時のさんまさんに似てるんですよね
(会場笑)。さんまさんが見たら、きっとそう言うと思います」
Q:中尾さん、仲さんとの共演はどうでしたか?
中尾:
「僕も仲さんも人見知りですし、僕はずーっと男ばかりで野球(『ROOKIES』)
をしていたので、撮影が始まってしばらくは必要最低限の会話しか
しなかったんですが、それが逆に芝居に反映されていて良かったなと
思いました。今は仲良くなれたんですけどね」
Q:監督、2人の芝居はどうでしたか?
谷口監督:
「ふだんこうして話していると、まだあどけない感じがするんですけど、
2人とも小手先の芝居をしないで、役を深く受け止めて、本当によく
頑張ってくれました。現場で演出していて、何度も泣かされました」
Q:最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
仲:
「2010年版の『時をかける少女』は、今までのファンの人たちに、
また新たに好きになってもらえる作品だと思います。すごく素敵な
作品に仕上がっているので、自分も時をかける気分になって、
私が演じたあかりと一緒に時をかけてもらえたら嬉しいです。
夢のある作品なので、ぜひよろしくお願いします」
中尾:
「どんな時代でも変わらないのは人と人の絆だと思います。
僕と同世代の人たちに『仲間を大事にしてほしい』という
メッセージをぶつけたくて、思いを込めて演じました」
谷口監督:
「100人を超えるスタッフ・キャストが心を込めて作った作品です。
映画に取り憑かれた人間たちが隅々まで丁寧に作った作品です。
デコレーションした大作にも負けない作品だと思いますので、
ぜひよろしくお願いします」
出演:仲里依紗/中尾明慶/安田成美/青木崇高/石橋杏奈/勝村政信/石丸幹二
原作:筒井康隆「時をかける少女」(角川文庫、角川つばさ文庫)
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
美術:舩木愛子
音楽:村山達哉
配給:スタイルジャム

