
原案:水野聖子
監督:辻岡正人
出演:アジャ・コング、藤岡英樹、忍成修吾、佐藤蛾次郎
INTRODUCTION
制作発表からマスコミや介護業界、そして一般からも反響を呼んだ『老獄/OLD PRISON』。監督は俳優・歌手活動など、多岐に渡る才能を発揮し、海外からもその動向が注目されている奇才・辻岡正人がメガホンを撮った。介護福祉士資格保持者という、監督としては異例のキャリアを持つ。主演の看護婦役のキャスティング会議では、周囲の反対を振り切って「このヒトしか考えられない」とまで言わしめたのが、本作で映画初主演となる元WWWA世界王者の女子プロレスラー・アジャ・コング。
老人施設で働くアジャ・コング演じる看護婦は、入居者を暴行した介護職員の悪態を隠蔽しようとする上層部と真っ向から対立。やがて職場で孤立していく彼女は入居者への投薬確認を怠り、誤薬によって死亡させてしまう事故を起こす。そんな折、そばにいた新人介護士が心の支えになり始め…..。
主演の介護士役にはモデルの藤岡英樹を抜擢。さらに忍成修吾が言語障害を抱えた難役を熱演。その他『マラニカ』の増田俊樹、『Dirty Heart』の横川康次、『戦う女!ミス・アリス・コンテスト』でグランプリを受賞した栗生二稲、『男はつらいよ』シリーズの重鎮・佐藤蛾次郎など、異色キャストが集結した。
原案には老人施設に看護師として従事していた水野聖子が企画段階から全面協力。一般的には知られない介護の美化された裏側に潜む危険な業務内容をはじめ、職員の介助、そして老人施設特有の複雑な人間模様などを浮き彫りにしていく。アジャに対しては実経験に基づく演技指導にもあたった。
老人施設を舞台に介護へ着目した設定ではあるものの、本作は容姿や体格、言葉使いなど外見では強く見えがちな女性にフューチャリングし、その心の中のある、脆く崩れやすい弱さを、恋の力を持って支えていくラブストーリーだ。
STORY
老人施設で働く千鶴(アジャ・コング)は職員の人手が足りないため、新人介護士・裕太(藤岡英樹)の面倒を任される。千鶴は施設の様子や業務内容を裕太にわかりやすく教えていくが、裕太はまるで異世界に来たかのようにキョトンと…..食事を終えたばかりの老人が「ごはんを食べさせて」と叫び、どこにもいない行方不明のイヌを探す老人に対しては、千鶴が「見つけてあげるから」とやさしく諭し…..。裕太は老人たちの捉えどころのない言動に驚くばかり。それでも千鶴や老人との触れ合いは、味わったことのないような心の満たされ具合であり、言語障害を抱えた親友(忍成修吾)に励まされながら懸命に千鶴の指導に付いていく。
ある日の夜勤中、ナースコールを頻繁に鳴らす老人をベテラン介護士が暴行し、翌朝傷だらけとなって発見される。転倒して出来た傷だと介護士は吐き捨てるも、ベテラン看護婦の千鶴からすれば一発でわかる嘘。園長や主任に掛け合っても、証拠がなければ立証できないと冷たく切り捨てられる。やがて職場で孤立していく千鶴は入居者への投薬確認を怠り、誤薬によって死亡させてしまう事故を起こす。そんな折、そばにいた裕太が心の支えになり始め…..。
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