2009年11月 のアーカイブ

『マイマイ新子と千年の魔法』初日舞台挨拶

2009年11月21日 土曜日

【日時】11月21日(土)
【場所】新宿ピカデリー
【登壇者】福田麻由子(青木新子役)、水沢奈子(島津貴伊子役)、片渕須直監督

福田麻由子(15)
私はいま中学3年生で、受験勉強中なんですが、ずっと一緒だった友達ともうすぐ別々になってしまうんです。
すごく寂しくてたまらないんですが、後悔しないように、新子と貴伊子のように正面からまっすぐ向き合っていきたいと思います。
景色や遊びが変わっても、「友だち」が大事だという気持ちは変わらないと思います。
この映画を観ると、友達って素敵だなって感じると思います。
世代によって色んな見方ができると思います。ぜひ家族みんなで観てほしいです!

水沢奈子(16)
私は普段は明るくて、新子のような性格なんですが、この映画では都会から転校してきたおとなしい女の子・貴伊子を演じました。声の出演、というのは初めてで、福田麻由子ちゃんと会うのもアフレコの時が初めてだったので、とても緊張しました。
でもアフレコを通じて、新子と貴伊子のように、自分も初対面だった麻由子ちゃんと仲良くなっていけたので、とても嬉しかったです。最後、収録が終わった時はふたりで抱き合って喜びました(笑)

片渕須直監督(49)
この映画では、正真正銘の子どもの世界を描こうと思いました。
子どもの目に見えないもの、耳に聞こえないものは描いていません。
大人の事情も、突然理不尽に子供に襲い掛かってくる。それを子どもたちなりに感じながら成長していくんです。
私たち大人も、かつては新子たちが生きる世界を生きていました。
昔は親に買ってもらったチョコレートひとつが宝物のようにとても大事で、味わい深かったと思います。
大人になるとそんな気持ちはなくなっていますが、この映画は、ぜひ、子供の心に戻って見てほしい。
大人の心のままご覧になるとわからないものも、子どもの気持ちに戻ればきっと見えてくると思います。

マイマイ新子と千年の魔法
監督:片渕須直
声の出演:福田麻由子/水沢奈子/森迫永依/本上まなみ

原作:高樹のぶ子『マイマイ新子』
脚本:片渕須直
音楽:村井秀清
主題歌:コトリンゴ「こどものせかい」(commmons)
配給:松竹

『黄金花-秘すれば花、死すれば蝶-』初日舞台挨拶

2009年11月21日 土曜日

【日時】11月21日(土)
【場所】シネマート新宿
【登壇者】木村威夫(監督)、原田芳雄、川津祐介、松原智恵子、野呂圭介、あがた森魚、林海象(協力プロデューサー)

司会:「まずは木村監督、初日を迎えられて、今のお気持ちは?」

木村威夫監督:「こうして初日を迎えられて本当にうれしいです。私は“商品”ではなく、“作品”を作ろうと思って本作を撮りました。素晴らしい俳優の方々に出演していただけて感謝しております。」

司会:「原田さん、撮影時の様子と完成した映画をご覧になっての感想をお聞かせください。」

原田芳雄:「現場ではどうなることかと思っていたのですが、仕上がった作品を観たら、すごく瑞々しい果物のような映画になっていました。この映画には、“夢”と“幻”と“遊び”という映画の三要素が詰まっています。」

司会:「川津さんは熱心に役作りをされ、自分から監督へ提案したセリフもあったということですが」

川津祐介:「そうですね。役者老人ということで、シェイクスピアのセリフを使いました。シェイクスピアの全集をいつか読破しようと思っていたのですが、なかなかできておらず、この映画の出演をきっかけにその想いを果たすことができました。出演の機会をいただけて本当に感謝しております。」

司会:「松原さんは日活黄金時代に美術監督としての木村監督とはたくさんお仕事をされていますが、当時の木村監督はどんな方でしたでしょうか?また、今回映画監督としての木村監督はいかがでしたでしょうか?」

松原智恵子:「木村監督のつくりあげる世界は、完成するまでどうなるかわからないので、いつもわくわくさせられます。『東京流れ者』(1966)の時には、すべてが真っ白な世界で、出演者もみんな真っ白な衣装を着るというシーンがあり、とても斬新で印象的でした。この映画をご覧になって、皆さんも不思議な世界に誘
われたのではないでしょうか?」

司会:「野呂さんは実に19年ぶりの映画出演になったわけですが、いかがでしたか?」

野呂圭介:「最初にこの映画出演の話を聞いたときは、どっきりカメラだと思いました(笑)。本当だとわかった後は、せりふを覚えられるか、ちゃんとしゃべれるかが心配でした。ちゃんとできていたでしょうか?今は職業欄には「陶芸家」とだけ書いているのですが、これからは「映画俳優」とも書けるな!と。木村監督
、ぜひ次回作もお願いいたします。」

司会:「あがたさんは、ひょんなことからこの映画への出演が決まったそうですが。」

あがた森魚:「京都で木村監督が撮影をしていることを聞き、もしかしたら役があるかも?と思い行ったところ、ちょうど原田さんが最後のシーンの撮影をされていて。原田さんに「あがた君、ここで一曲歌ったらどうだい?」と言われ、木村監督も「それはいいね!」ということになり(笑)。その時はギターを持っていなか
ったのですが、原田さんがギターを貸してくれました。」

司会:「本作は京都造形芸術大学映画学科の協力のもと完成した映画ですが、その学科長を務めてらっしゃいます林海象さんから見て、今回の現場での様子はいかがでしたでしょうか?」

林海象:「プロと若い学生がキャンパスの中で1本の映画を撮るという、プロジェクトの一環として撮影を行いました。91歳と19歳が一緒に映画を撮るなんてことはめったにないと思いますが、監督と学生たちはお互い心で通じ合っているなぁと感じました。」

そして、最後に木村監督は次回作の構想があることを明かし、まだまだ枯れない映画への情熱と意欲を見せた。

黄金花―秘すれば花、死すれば蝶―
原案・脚本・監督:木村威夫
出演:原田芳雄/松坂慶子/川津祐介/松原智恵子/麿赤兒/長門裕之

プロデューサー・音楽:川端潤
撮影:小川真司
美術:丸山裕司
配給:太秦
 
 
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